新しい拠り所

2020年8月1日

例年より遅く梅雨明けをしたこんな清々しい土曜の昼下がりに私は彼氏に振られた。

原因は全て私にあるのだろう。そうでなければ好きな相手を振る、という行為をされることはない。




私は現在、24歳、ニート寄りのフリーター。

夢を追いかけて就職活動をしているので、良く言えば就活生。

友達はみんな社会人2年目として毎日忙しなく生きている中、私は就職もできず彼氏にも振られ、年始に引いたおみくじの大吉を恨む事しかできない。



そんな私は『SNS依存症』と言っていいほどSNSを利用する。

中学3年生の時にTwitterを始め、高校生に上がるとその時全く普及していなかったInstagramを始めた。

大学生ではTwitterもInstagramもなくてはならないものとなり、隙があればSNSをチェックしないと落ち着かなくなっていたし、数分前の出来事を発信したくて堪らなくなっていた。


そんな生き甲斐でもあったSNSを今年の夏全て絶った。


原因は失恋。

他人の幸せそうな写真を今は見たくもない、自分の投稿により知人にどう思われるか考えたくない。

何よりSNSでも繋がっている元カレが私が居なくても何不自由無く生活し続けているところを見たくなかった。

見ることも、見られることも、考えることも、疲れてしまったのだ。


そんな思想が8割。


残りの2割は

頻繁にSNSを更新していた私が急に更新しなくなったら

元カレは心配してくれるのではないか

という未練であり、これは実験である。



そんな未練たらたらのいい歳した女の困ったところはもう一つ。

この実験を始めるにあたり、普段生き甲斐として言葉をぶつけていたSNSを辞めると、思ったことを吐き出す場がない事に気づく。

これは私の中でかなりのストレスになる。

私の中で友人に思った事を話すのとSNS上に思った事を書き出す事は全く別のことで特別な事なのだ。



じゃあ、拠り所を新しく作れば良い。

そう思って開設したこのブログは

オチもなければ、続くかすらわからない私の言葉の吐き溜め場になるかもしれない。


しかし、言葉に吐いて楽になるのならそれで良いという自己満足で続けてやろうと思う。


彼氏に振られSNSを辞めた私はこれから

ブログという拠り所で日々思った事を吐いていこうと思う。